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三菱重工業長崎造船所-労災事故撲滅へ「安全伝心館」が開設

 (以下は、2012年10月26日付け毎日新聞記事から)
三菱長崎造船所
(写真は毎日新聞記事と関係ありません)

 「三菱重工業長崎造船所は25日、長崎市飽の浦町の旧船型試験場に社内向けの研修施設「安全伝心館」を開館した。来年9月までに長崎造船所に勤務する約6000人の社員に過去の災害事例を踏まえた安全教育を実施し、労災事故撲滅を目指す。労災事例を示した研修施設は全国でも珍しいという。

 安全伝心館では、知識不足や技術不足などに伴う災害約35事例をコンピューターグラフィックスや模型で再現して紹介。さらに、人間がなぜ事故を起こすか体験できる学習ゾーンも設けた。総事業費は約1億4000万円。

 開所式で橋本州史(くにふみ)所長は「施設を通じて労災のつらさ、悲惨さを心で感じることができると思う。一人一人が心と体で考え安全文化を醸成させてほしい」と訓示した。

 同社によると、長崎造船所で労災の死傷者は1970年以降、約2170人(うち死者44人)で減少傾向にあった。しかし、2000年以降は、団塊の世代など熟練社員の退職、協力企業への業務の発注などにより、死傷者は約157人(同7人)と増加に転じていた。」(平成24.10.26毎日新聞-長崎版)


[編注,コメント]

 死亡等を含む重大災害も、当該災害の発生直後は、関係者が皆、再発防止に燃えるが、そのうち風化の時期を迎えるのが常。ここで、「来年9月までに長崎造船所に勤務する約6000人の社員に過去の災害事例を踏まえた安全教育を実施し、労災事故撲滅を目指す。」というのだから、なかなかツボを押さえた取組だ。

 企業が、最近の労働災害の増加傾向への危機感から、このような安全教育施設を充実に取り組むのは、なかなか良い取り組みだが、このニュースは単に安全施設の設置にととどまらないコンセプトが見えてよい。



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