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中小鉄道事故、大手の2倍/衝突・脱線・火災の3事故に限ると6倍の発生頻度に

中小鉄道事故、大手の2倍

2011.11.16日本経済新聞朝刊記事から

>>> 都市部の大手鉄道と地方の中小鉄道の事故発生頻度を比べると、中小が大手の約2倍の事故を起こしていることが15日、国土交通省の調査で分かった。

重大事故につながる恐れがある事故に限ると約6倍に達する。

施設の老朽化に加え、経営状況の厳しさが背景にあるとみられ、同省は中小鉄道事業者の支援強化に乗り出した。

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 同省が全国に約200ある鉄道事業者について、2002~09年の事故発生状況を分析。JR各社や主要私鉄の「大手鉄道」と、地方の中小私鉄や第三セクター鉄道の「中小鉄道」に分けて比較した。

 その結果、列車走行100万キロ当たりの事故件数は大手が年平均0・6件だったのに対し、中小は同1・3件で約2倍。

 重大事故につながりやすい衝突・脱線・火災の3事故で比べると、大手は同0・01件だが、中小は同0・06件だった。

 3事故のうち車両やレールなどの設備に原因があった割合は、大手の5%に対し、中小が20%と4倍だった。

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同省によると、中小92社のうち74社(80%)が路線開業から70年以上経過し、車両の使用年数も46%が31年以上と設備の老朽化が進んでいた。09年度経常収支は76社(83%)が赤字だったが、仮に維持管理費や減価償却費などの施設保有経費を除くと、赤字は15社(16%)に減るという。

同省では「経営の苦しい中小鉄道で設備の老朽化や保守不良などが事故につながっている可能性がある」と分析。

地方の中小鉄道に対し、レールや枕木などの整備や安全システムの導入を支援する補助金を今年度から従来の約2倍の45億円規模にするなど、支援を強化している。 <<<


[編注,コメント]

規模別で事故発生割合に違いが出ることは、予想されるところであるが、
2002~09年の事故発生状況を分析した結果として公表された意義は大きい。


労働災害においても、規模別労働災害の発生割合には大きな差があり、実の全体の85%は100人未満事業場で発生している。


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