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トイレ、ホテル客室に放置された使用済み注射針が起こす事故

針刺し事故


東京ビルメンテナンス協会は外装ガラス窓、建築物の清掃などの業務を行う事業者の団体だが、この3月に「災害発生報告事例集 第2版  平成30年3月」を発刊している。
(表紙参照)
http://www.tokyo-bm.or.jp/dcms_media/other/saigaijirei2hann.pdf
ビルメン災害事例集

事例集を見ると、「針刺し事故」の発生が目につく。
統計で見ると、平成29年度に全国で83件(業界全体災害の4.8%)発生している。前記事例集には、針刺し事故2例がイラスト付きで、針刺し事故一覧では19例が紹介されている。
同災害事例集は、針刺し事故について次のように現状と対策をまとめている。

■状況
 オフィスビル、ホテル、ショッピングセンター、スポーツクラブなど、不特定多数が利用する建築物に注射針が捨てられている。特にトイレ・ホテルの客室などが多い。

■防止策
 不適切に捨てられた使用済みの注射針は、針が剥き出しのままで目立たない状態で放置されている事があり、特にビルメンテナンス会社は清掃作業時に注意する。
1)ゴミ処理のときは、素手で作業しない。
2)ゴミ袋を運搬するときは、ゴミ袋が身体に触れないようにする。
3)注射針を発見したときは、ピンセットなどを利用し、手で直接触れない。
4)注射針を発見した場合は、建築物維持管理の責任者など関係者に報告する。
5)掲示など注意喚起の対応を相談する。(掲示は、日本語・英語・中国語など)


[編注、コメント]
 
 針刺し事故の事例を見ると、トイレ、ホテルの室内などに使用済み注射針の無造作な放置、置き忘れの実態が認められ、これも世相を反映しているの感もあり。
 この問題は病院内での使用済み注射針の管理(病院関係者の自覚と管理)の問題と違い、国民が広く実態を知ることも、防止対策の一助になると思う。



労務安全情報センター
http://labor.tank.jp
labor100-75.jpg
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